オンライン英会話で外国の先生と話していて、「日本ってどんな国?」「日本の〇〇ってどういうことをしているの?」と聞かれたことはありませんか?私はこの質問にうまく答えられず、とてももどかしい思いをしたことがあります。今回は、そんな体験から学んだ「英語を学ぶ前に、自分の国について知っておくことの大切さ」についてお話ししたいと思います。
🌏 突然聞かれた「日本について教えて」に固まった
ある日、オンライン英会話のレッスンで、先生が「あなたの国、日本について教えて」と聞いてきました。観光地、文化、食べ物など、ざっくりとした内容でしたが、私は言葉に詰まってしまいました。
「えーと、富士山があります」「寿司が有名です」――そんな短い答えしか出てこず、深く説明することができなかったのです。先生は「へぇ、それで?」と続きを待ってくれましたが、私はそれ以上何も言えずに焦ってしまいました。
📚 詳しく聞かれるとわからない…
たとえば「なぜお正月におせちを食べるの?」とか「温泉文化ってなにが特別なの?」といった少し踏み込んだ質問をされたとき、自分でも驚くほど知識がありませんでした。
また、好きな食べ物の話で日本食の話になったとき、「どうやってつくるの?」ときかれ答えられず…。簡単なレシピでも答えられれば、先生もつくって食べられたかもしれないと後悔しました。
何気なく過ごしている日常の中で、私たちは日本文化にたくさん触れているはずなのに、それを「外国の人に伝える」となると急に難しく感じるのです。英語力の問題というより、自分がその内容をよく知らないことに気づかされました。
👩🏫 先生は自分の国のことをよく知っている
一方、私の先生は自分の国についてとてもよく知っていて、観光地だけでなく、宗教、教育、政治、歴史まで簡潔に説明してくれました。英語で話しているからこそ、そのわかりやすさが際立っていました。
「自分の国を自信を持って紹介できる人って、かっこいいな」と感じました。そして同時に、「自分は日本についてこんなにも説明できないのか…」と少し恥ずかしい気持ちにもなったのです。
🌐 英語を学ぶなら、日本のことも知っておこう
英語学習のゴールとして、「いろんな国の人と話したい」「海外の文化を学びたい」と考えている人は多いはずです。けれど、その会話の中で確実に聞かれるのが「あなたの国について」です。
これは避けて通れない話題。なぜなら、文化交流とは「自分と相手の文化を交換すること」だからです。片方だけが聞くだけ・話すだけでは、対等な関係は築けません。
もちろん、英語の文法や単語も大切ですが、英語はあくまで「ツール」。どんなに流暢に話せても、話す中身がなければ会話は続かないのです。
🗾 日本のことを知ると、英語がもっと楽しくなる
英語学習のモチベーションが下がってしまったとき、「英語を使って何を話したいのか?」を考えることがあります。そんなとき、自分の国について話せるようになることは、英語学習をより実践的なものにしてくれます。
たとえば、日本の四季、行事、食べ物、宗教、生活スタイル、教育、医療制度、働き方など…話せることはたくさんあります。自分の興味のある分野からで構いません。英語で説明できるように少しずつ練習するのがおすすめです。
🚃 日本国内の旅行も、立派な国際交流の準備
英語学習をしていると、「海外に行きたい!」という気持ちになることも多いですよね。でも、日本国内の旅行もとても意味があります。なぜなら、その経験は外国人に「日本ってどんな国?」と聞かれたときの話題になるからです。
たとえば、「金沢に行って九谷焼の工房を見学したよ」「香川で本場のうどんを食べたよ」「熊本の地震から復興した町の様子を見てきた」――そんなエピソードは、外国人にとっても興味深い話題になりますし、自分にとっても記憶に残る学びになります。
✅ まとめ|英語+日本の知識で、国際交流はもっと楽しくなる
英語を学ぶと、世界中の人とつながることができます。でも、ただ英語が話せるだけでは、会話が深まらないこともあります。そんなときに大切なのが、「自分のこと・自分の国のことを話せる力」です。
自信を持って「これが日本だよ」と伝えることができたら、英語はもっと楽しいツールになります。ぜひ、英語学習と並行して「日本」についての知識も深めてみてくださいね。