📝 英語の単語やフレーズ、どうやって覚える?
英語学習をしていると、必ずぶつかるのが「語彙」の壁。
TOEICのスコアアップのため、英会話の上達のため、洋書を読むため…目標は人それぞれですが、どんな目的であれ語彙は避けて通れません。
今回は「英語の単語やフレーズをどうやって覚えるか?」というテーマで、私自身の体験も交えながら、効果的な語彙習得の考え方についてお話しします。
📖 私の昔の語彙学習法:単語帳と単語カード
みなさんは、普段どんなふうに単語を覚えていますか?
私が英語を本格的に学び始めた頃は、王道の「単語帳」や「単語カード」を使っていました。電車の中でめくって、赤シートで答えを隠して…という、いわゆる典型的な暗記スタイルです。
もちろん、これはこれで効果がありました。ただ、ある程度覚えてくると、「これは知ってるからスキップしよう」と思ってしまう単語がどんどん増えていきました。
🧐 実は「知っているつもり」だっただけかも?
でも、ここで問題が起きます。
スキップしていた単語の中には、「意味は知っているけど、使えない単語」がたくさん含まれていたんです。たとえば、ある単語を見て意味はすぐに浮かぶ。でも…
- その単語を使って文を作れと言われたら固まってしまう
- 会話の中で自然に出てこない
- 類義語やニュアンスの違いが説明できない
こんなことがよくありました。つまり、「ただ知っている」だけで、「使える」状態ではなかったんですよね。
🗣️ 「知っている」から「使える」へ:意識の変化
もちろん、最初は「知っているだけ」の状態も大切です。知らないものは使えないのですから、まずは意味を覚えることから始めないといけません。
でも、「英語を話せるようになりたい」「文章を書けるようになりたい」と思っている場合、「知っている」だけで満足していては上達に限界が来ます。
そこで私が取り入れたのが、次のような視点です:
- この単語、使えるかな?
- 自分で例文を3つ作れるかな?
- 他の単語との違い、わかってるかな?
- このフレーズ、会話で言える?
ただ意味を覚えるのではなく、自分で「使えるかどうか」を確認するようになりました。
✍️ 自分で例文を作る習慣の効果
「例文を作る」学習法は、想像以上に効果がありました。
たとえば “take advantage of” というフレーズ。意味は知っていましたが、文にしようとすると「えっと…どうやって使えば…?」と迷ってしまったことがあります。
そこで以下のように自分で文を作ってみました:
- I took advantage of the student discount.
- He always tries to take advantage of other people.
- Let’s take advantage of the nice weather and go for a walk.
こうやっていくつか自分の言葉で文を作っていくと、そのフレーズの使い方がぐっと身近になります。自然と会話の中でも使えるようになっていくんです。
🧠 「わかってる単語」ほど丁寧に扱う
英語学習者あるあるですが、「わかっていると思っている単語」こそ、実は見直す価値があることが多いです。
- 見た瞬間に意味が浮かぶ
- TOEICでも何度も出てくる
- 日常英会話でもよく聞く
こんな単語こそ、あらためて「自分が使えるか?」という視点でチェックしてみると、意外とあやふやだったりします。
私は最近、英語の字幕付きのドラマや映画を見ながら、「あ、これよく見るけど自分で言ったことないな」という表現をピックアップし、後で文を作って練習しています。これ、かなりおすすめです。
📚 語彙習得におすすめのアプローチ
ここで、私が現在実践している語彙の覚え方をいくつかご紹介します。
1. 例文を3つ作るルール
新しい単語に出会ったら、自分で最低3つの文を作る。文を作る過程で意味や使い方が深く理解できます。
2. 独り言英語で実践
覚えたての単語は、日常の独り言にどんどん使ってみます。「I’m exhausted today.」とか「Let me double-check.」とか。アウトプットしてこそ、記憶に定着します。
3. ChatGPTに文を直してもらう
実際に自分で作った文をChatGPTに見せて、「自然かどうかチェックして」と頼むのもいい方法。ニュアンスの違いや、もっと自然な表現を教えてくれます。
💡 最後に:知っているだけじゃ、もったいない!
単語やフレーズの学習って、地味でコツコツな作業に思えるかもしれません。でも、自分で使えるようになると、急に楽しくなってきます。
- 会話の中で「今使えた!」と実感できたとき
- 読んでいる洋書の一文がスッと頭に入ったとき
- 自分の言いたいことがピタッと表現できたとき
その喜びが、次の学習へのモチベーションにつながります。
「知ってるけど使えない」から、「知っていて使える」へ。
そして、「使えるから楽しい」へ。
英語の単語やフレーズ、ぜひ自分のものにしていきましょう。