📘 put one’s finger on の意味と使い方をわかりやすく解説!
先日、友人と映画を観たあとに感想を話していたときのことです。「すごく面白かったんだけど、何かちょっと違和感があるんだよね」と言うと、友人が「それって英語で put your finger on って表現できるよ」と教えてくれました。
直訳すると「指を置く」ですが、実際の意味は「問題や理由などをピタリと言い当てる」「うまく説明できないけど核心を突く」というニュアンスです。日本語でも「これだ!と言葉にできる」と言いたい場面ってありますよね。その感覚を英語で表すのが put one’s finger on なのです。
この記事では put one’s finger on の意味、由来、文法ポイント、日常会話やビジネスでの使い方、似た表現との違い、さらにはSNSでのカジュアルな使い方まで、実例を交えながら丁寧に解説します。
📖 put one’s finger on の意味
put one’s finger on は「〜をはっきりと言い当てる」「問題や理由を突き止める」という意味です。特に「なんとなく気づいてはいるが、具体的に説明しにくい」ものをピタリと指摘するときに使われます。
I can’t quite put my finger on it, but something feels wrong.
⇒ はっきりとは言えないけど、何かがおかしい気がする。
🧠 語源・背景
「指を置く」という動作から派生しています。実際に地図や書類の上に指を置いて「ここ!」と示すように、問題の核心を pinpoint(ピンポイントで特定)するイメージです。視覚的でわかりやすい比喩なので、英語では自然に受け入れられています。
📚 文法ポイントと注意点
- put one’s finger on + 名詞 の形で使う。
- 否定形 can’t put one’s finger on で「はっきり言えない」という意味によく使われる。
- 抽象的な問題・感覚に使うのが自然。
He put his finger on the real issue during the meeting.
⇒ 彼は会議で本当の問題をズバリ指摘した。
✍️ 使い方の例文
I can’t put my finger on why, but I don’t trust him.
⇒ なぜかはっきり言えないけど、彼を信用できない。
She put her finger on the exact reason for the failure.
⇒ 彼女は失敗の正確な原因を突き止めた。
It’s hard to put your finger on what makes the city so unique.
⇒ この街を特別にしているものを言い当てるのは難しい。
They put their finger on the customer’s main concern.
⇒ 彼らは顧客の最大の懸念を的確に指摘した。
I think you put your finger on the problem.
⇒ 君はまさに問題の核心を突いたと思う。
🔄 類義語・似た表現との違い
- pinpoint:非常に正確に特定する。より科学的・フォーマル。
- identify:特定する。ニュートラルな表現。
- put one’s finger on:口語的で、感覚的なものも含めて「核心を突く」ニュアンス。
📱 SNSでのカジュアルな使い方
Can’t put my finger on it, but this vibe feels off 😅
⇒ うまく言えないけど、この雰囲気ちょっと変。
You really put your finger on what I was trying to say 👏
⇒ あなたはまさに私が言いたかったことを言ってくれた。
Trying to put my finger on why I love this song so much 🎶
⇒ この曲をこんなに好きな理由をうまく言葉にしようとしてる。
💬 よくある質問(Q&A)

「can’t put my finger on it」がよく使われるのはなぜ?

はっきり説明できないけど感じている、という状況は会話で多いからです。

フォーマルな場でも使えますか?

はい。ただし口語的ニュアンスが強いため、ビジネス文書では “identify the problem” のほうが無難なこともあります。

日本語にするとどんな感じ?

「言い当てる」「ピンとくる」「核心を突く」「なんとなくわかるけど説明できない」が近いです。
✅ まとめ
put one’s finger on は「問題や理由をはっきり言い当てる」「核心を突く」という意味の表現です。特に「can’t put my finger on it」という否定形で「うまく説明できないけど…」と使われるのが定番です。
私自身も日常で「なんか変だな」と思いながら説明できないことがあり、その感覚をうまく表すのにこのフレーズがぴったりだと感じました。ぜひあなたも、違和感や原因を言語化するときに put one’s finger on を使ってみてください。英語での会話がぐっと自然になりますよ。
