📘 「spill the tea」の意味と使い方をわかりやすく解説!
「ねぇ、それで何があったの?」「早く続きを聞かせて!」——そんなふうに、ゴシップやうわさ話に興味津々な時、英語では spill the tea というスラングがぴったりです。「tea」は本来「お茶」ですが、今や若者の間では「うわさ話」や「裏話」を意味する超定番のスラング。SNSでも会話でもネイティブが当たり前に使う表現を、あなたも使いこなしてみませんか?
📖 spill the tea の意味
- 意味(日本語): ゴシップを暴露する、噂話をする、内緒話を打ち明ける
- 英語での説明: To share gossip or reveal something personal or juicy
- 直訳: お茶をこぼす → 情報やうわさを「こぼす」
日常会話では「spill the tea on〜(〜についてのネタを話す)」のように使われます。単に「うわさ話を聞きたい」というときも “What’s the tea?” などの派生表現があります。
🧠 語源・ネイティブ的な背景
この表現の語源は、アメリカ南部の黒人コミュニティで使われていたスラングにあります。元々は “T”(truth=真実)を意味する隠語として使われ、そこから「お茶をこぼす(spill the tea)」=「本音を語る・噂を暴露する」という意味に進化しました。
2000年代後半にはドラァグクイーン文化やSNSの影響で広まり、特にYouTubeやTikTokでは “tea” を使った表現が頻出です。今や若者の間では定番の言い回しとなっています。
📚 文法ポイントと注意点
- spill は動詞、「こぼす」という意味。
- the tea は名詞で、「うわさ話・情報」の比喩。
- 過去形・現在進行形(spilled the tea / spilling the tea)もよく使う。
- “tea” は通常、不可算名詞として使われますが、スラング表現では “the tea” のように冠詞をつけて使います。これは「その話」「そのネタ」という具体的な意味合いを持たせるためです。また、動詞 “spill” は過去形・過去分詞ともに “spilled” でOK。イギリス英語では “spilt” も見かけますが、アメリカでは “spilled” が主流です。
- カジュアルかつ非フォーマル。ビジネス文書や試験英作文では避けるべき。
なお、イギリス英語では “tea” は単に紅茶を指すことが多く、スラングとしてはアメリカ英語の文化です。
✍️ 使い方の例文5選
⇒ ねぇ、教えてよ!パーティーで何があったの?
⇒ 彼女は元彼の新しい彼女についてのゴシップを暴露した。
⇒ 話したくてウズウズしてるけど、口止めされてるんだよね。
⇒ コーヒーでも飲みに行こうよ。話したいことがあるの。
⇒ あのブログはいつも最新の芸能ゴシップを暴いてるよね。
🔄 類義語・似た表現との違い
- gossip: より一般的で広い意味。「噂話」そのものを指す。
- dish the dirt: 同じくゴシップを暴露する意味だが、やや古風。
- let the cat out of the bag: 秘密をうっかり漏らす。無意識のニュアンスが強め。
“spill the tea” は感情を込めて、意図的に話すときにぴったりです。
📱 SNSでのカジュアルな使い方
Spill the tea, sis! ☕👀
さあ話してよ、姉さん!
Okay, here’s the tea… 🍵
よし、話すよ……(お茶=ネタ)
Waiting for someone to spill the tea about that scandal 🤫
あのスキャンダルについて誰かが暴露するの待ってる
💬 よくある質問(Q&A)

フォーマルな場でも “spill the tea” は使えますか?

いいえ。カジュアルなスラングのため、ビジネスやアカデミックな文脈では避けるのが無難です。

男性が使ってもおかしくないですか?

まったく問題ありません。誰でも使えますが、やや「女子っぽい・SNS的」な響きがあるため、場面によって使い分けましょう。
✅ まとめ
- spill the tea は「噂を暴露する・内緒話をする」という意味の英語スラング。
- ゴシップ好きの会話やSNSで大活躍。
- ネイティブの若者やドラッグ文化を背景に人気が広がった表現。
- フォーマルな場では “share some gossip” などに言い換えを。