「英語を話せるようになりたいけど、日本にいると使う機会がない」
そんなふうに思っていませんか?
私もずっと、そう思っていました。
でもあるとき、「今のままでも、できることってあるのかも」と気づいたことがあります。
それが、「頭の中で考えていることを、英語にしてみる」という方法です。
誰にも言わなくていい。まずは心の中で「英語モード」
たとえば、朝起きて「今日は何をしようかな」と思ったとき、
夜ごはんの買い物をしながら「卵があと1個しかない」と思ったとき、
誰かにちょっとイラッとしたとき(笑)、
そういう自分の中に自然に浮かぶ“ひとりごとを、英語で言ってみようとするんです。
もちろん、完璧な英語で言う必要なんてありません。
むしろ、「あれ、これ英語で何て言うんだろう?」と思ったときがチャンスです。
絶対に「これ、何て言うの?」ってなる瞬間がくる
たとえばこんな感じです。
- 「やば、傘忘れた」
- 「あと5分だけ寝たい」
- 「今日はなんかだるいな〜」
- 「このコップ、どこにしまってたっけ?」
これを英語で言おうとすると、意外と詰まります。
「傘を忘れるってどう言うの?」
「“だるい”って、tired じゃ足りない気がする…」
「“コップをしまう”って何て言えば?」
こういう、自分の言いたいことをうまく表現できないもどかしさが出てきたとき。
それをメモしたり、あとで調べたりすることで、自分にとって本当に必要な英語表現がどんどん身についていくんです。
一発で覚えられなくても大丈夫
調べたフレーズや単語を、すぐにスッと覚えられる人なんて、ほとんどいません。
私も、何度も何度も同じことを調べています(笑)
でも、安心してください。
それって、むしろすごく自然なことなんです。
日常生活でよく考えることって、何度もまた頭の中に浮かびます。
つまり、「やば、傘忘れた」は、来週の雨の日にもまた思うし、
「あと5分寝たい」は、きっと何十回でも思うでしょう(笑)
そのたびに、「あ、これ前に調べたな」「今度こそ覚えよう」となる。
何度も出会って、ようやく“自分の言葉”になる。それで十分なんです。
この方法のいいところ:誰にも知られない、でも効果がある
この「頭の中で英語にする」練習の最大のメリットは、恥ずかしくないこと。
誰にも見られず、聞かれず、ただ自分のペースでできるから、安心して続けられます。
英会話教室に通うのはちょっとハードルが高い…
英語の動画を見ても、なんとなく流しちゃってる…
そんなときでも、この「心の中での英語」は、確実にあなたの中に積み上がっていきます。
そしてふとしたときに、
「I forgot my umbrella.」
「Just five more minutes…」
「Where did I put that cup?」
そんなふうに言える自分に気づくはずです。
慣れてきたら「声に出してみる」もおすすめ
少し慣れてきたら、小さな声で実際に言ってみるのもおすすめです。
朝、鏡の前で「I look sleepy…(なんか眠そう)」
料理中に「Let’s add some soy sauce.(ちょっと醤油足そう)」
掃除中に「This place is dusty.(ここ、ホコリだらけ)」
最初はぎこちなくても大丈夫。
口が英語に慣れてくると、聞き取りや発音にも自信がついてきます。
実際に声に出すことで、学んだフレーズがより定着しやすくなるのもポイントです。
英語を「遠いもの」から「すぐ隣のもの」へ
私はこの方法を始めてから、英語が少しずつ「遠いもの」じゃなくなってきた気がしています。
教科書の中だけにある“特別な言葉”じゃなくて、
「自分の気持ちや日常を表す、もうひとつの言語」になってきた感じ。
誰かと英語で話せるようになるのはまだまだ先かもしれない。
でも、まずは自分と話せる英語を育てることから始めてみませんか?
まとめ:小さくても、ちゃんと前に進んでる
最後にお伝えしたいのは、
英語を勉強するって、別に大きなことをしなくてもいいんだよということです。
毎日ちょっとだけ、頭の中で英語にしてみる。
わからないことをひとつ調べる。
覚えられなくても、また出会ったときに「あ、前に見たやつだ」と思う。
それだけでも、確実に前に進んでいます。
日本にいながらでも、
英語を“ちょっとずつ、自分の中に育てていく”ことはできます。
だから焦らず、気負わず、
自分のペースで「今日のひとこと英語」を育ててみてくださいね🌱