英語力が伸びない・上達しないと感じる理由と対処法|停滞期を乗り越えるヒント

英語学習コラム
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📘 英語学習に伸び悩むときに知っておきたいこと

「こんなに勉強してるのに…なんで伸びないんだろう?」
英語学習者なら、一度はこの壁にぶつかったことがあるのではないでしょうか。
語彙が増えない。難しい英文が読めない。ネイティブの英語が全然聞き取れない。
全く上達している感じがしない。
毎日単語帳を開いているのに、リスニング教材を何本もこなしているのに、そんな焦りや不安に襲われる瞬間って、ありますよね。

この記事では、そんな「伸び悩み期」にいる方に向けて、どうしてそう感じるのか、そしてそこからどう抜け出すかについて、私自身の経験も交えながらお話ししていきます。

🧠 「停滞期」は悪いことではない

まずお伝えしたいのは、伸び悩みを感じているあなたは、ちゃんと努力しているという証拠だということです。
というのも、本当に勉強していなければ「伸びない」と感じることもないからです。

勉強を続けているからこそ、自分の成長に敏感になり、以前よりも“見える目”が育ってきているのです。
自分の弱点や課題がハッキリと見えてきたからこそ、「あれ、できていないかも…」と感じるわけです。これは、実はすごく前向きな変化です。

📚 なぜ語彙が増えないと感じるのか

語彙について「全然覚えられない」「前に覚えたはずの単語が出てこない」という悩みもよく聞きます。
でもこれは、ある意味で“レベルが上がってきた証拠”でもあるのです。

最初のうちは、覚える単語は頻出語ばかり。英語圏で日常的に使われる単語ばかりなので、何度も出会って自然と定着します。
ところが中級〜上級に差しかかると、出現頻度が低い単語や、専門的な単語、文語的な表現などが増えてきます。

たとえば、meticulous(細かいところまで気を配る)という単語。
ニュース記事や小説には出てきますが、日常会話ではめったに耳にしません。だからこそ、何度も出会うチャンスが少なく、覚えにくくなるのです。

このように、語彙が増えにくいと感じるのは、レベルが上がったからこその“新たなフェーズ”に入ったというサインなのです。

👂 リスニングが伸びないのは「聞き取れていない」のではなく…?

「ネイティブの英語が聞き取れない」という声も多く聞きます。
これには、語彙や文法とは別のスキルが関係しています。

リスニングの難しさは、音の省略やつながりにあります。たとえば、

What are you going to do?

⇒「ワタユゴナドゥ?」のように聞こえたりします。

このような「音声変化」に慣れていないと、知っている単語なのに聞き取れないという現象が起きます。
また、単語レベルでは知っていても、文章としてのリズムやスピードに脳が追いつかないことも多いのです。

つまり、リスニング力が伸びないと感じるときは、「語彙不足」というよりも、「音声変化への慣れ」が足りないだけかもしれません。

🧪 いつもと違う勉強法、試してみませんか?

もし今、勉強を続けているのに成果を感じられないのなら、“同じ方法での学習”が限界を迎えているのかもしれません。

そんなときは、いつもと違う勉強法をひとつ、取り入れてみることをおすすめします。

  • いつもは単語帳? → 実際に英語のニュース記事やエッセイを読んでみる
  • いつもはリスニング教材? → 映画やドラマで“自然な音”に慣れる
  • いつもは文法の問題集? → 英語で日記を書いてみる
  • アウトプットしてない? → 英語で独り言を言ってみる

たとえば、ニュースを読むだけで「この単語、昨日覚えたやつ!」と嬉しくなる瞬間がありますよね。
その感情が、記憶の定着につながるのです。

また、音読やシャドーイングなど、「声に出す学習」を取り入れることで、脳が英語を“実際の言語”として認識しやすくなる効果もあります。

📅 比べるなら、昨日より「半年前の自分」と

学習において、一番もったいないのは、「伸びてない」と思ってやめてしまうことです。

人は変化に慣れてしまうと、進歩していても「前と変わっていない」と感じてしまいます。
だからこそ、比べるときは「昨日」や「今朝」ではなく、1ヶ月前・3ヶ月前・半年前の自分と比べてください。

「この英文、前は読めなかったな」「このニュース、前は内容がわからなかったな」
そんな変化が見つかれば、それだけで十分に前進しています。

✅ まとめ:伸び悩んでいるときこそ、成長している

英語学習における「停滞感」は、誰もが通る道です。
むしろその壁にぶつかったときこそ、ひとつ上のステージに進むチャンスだと思ってみてください。

語彙が覚えにくいなら、それはもう基礎が身についているという証拠。
リスニングが難しく感じるなら、本物の英語に触れている証拠。
思うようにいかない今こそ、あなたが「前に進んでいる証」です。

だからこそ、あきらめず、時には学習法を変えて、新鮮な刺激を取り入れてください。
きっとまた、「わかった!」という小さな喜びに出会えるはずです。

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