📘 make the best of の意味と使い方をわかりやすく解説!
私は以前、旅行中に突然雨が降ってきて、楽しみにしていた観光が中止になってしまったことがあります。最初はがっかりしましたが、友人が「せっかくだからカフェに入ってのんびりしよう」と提案してくれて、その日がかえって思い出深い時間になったんです。そのときに思い出したのが make the best of という表現でした。
make the most of が「与えられた良い機会を最大限に活かす」という意味なのに対し、make the best of は「望ましくない状況や逆境の中でも前向きに工夫して過ごす」というニュアンスです。つまり「悪い状況をなんとか良い方向に持っていく」という心の強さを表すフレーズなんですね。
この記事では make the best of の意味、文法的なポイント、日常やビジネスでの使い方、似た表現との違い、さらにSNSでのカジュアルな表現まで詳しく解説します。読み終えるころには、あなたも前向きに状況を受け入れて表現できるようになっているはずです。
📖 make the best of の意味
make the best of ~ は「逆境を前向きに受け止める」「仕方のない状況を可能な限り良い方向に持っていく」という意味です。
We couldn’t go outside, but we made the best of the rainy day.
⇒ 外に出られなかったけど、その雨の日をできる限り楽しんだ。
She didn’t get the job, but she made the best of the situation.
⇒ 彼女はその仕事に就けなかったが、その状況を前向きに活かした。
🧠 語源・背景
「the best」には「最も良い」という意味があります。直訳すると「〜の中で最も良いものを作る」→「状況が悪くても、そこから最良を引き出す」という意味に広がりました。英語圏では「困難に負けず工夫する姿勢」を称えるときに自然に使われます。
📚 文法ポイントと注意点
- 構文は make the best of + 名詞。
- 対象は「悪条件・逆境・不利な状況」であることが多い。
- ポジティブな「make the most of」とは対象が異なる。
He had to make the best of a bad situation.
⇒ 彼は悪い状況をできるだけ良い方向に持っていかなければならなかった。
✍️ 使い方の例文
Even though the trip was canceled, we made the best of our time at home.
⇒ 旅行は中止になったけど、家での時間を最大限楽しんだ。
She made the best of her limited budget.
⇒ 彼女は限られた予算をできる限り有効に活用した。
We had to make the best of working with fewer staff.
⇒ 少ないスタッフでなんとかやりくりしなければならなかった。
He made the best of his injury break by studying coaching.
⇒ 彼は怪我で休んでいる間にコーチングを学んで、それを活かした。
Life doesn’t always go as planned, but we can make the best of it.
⇒ 人生は計画通りにいかないけど、それを前向きに活かすことはできる。
🔄 make the most of との違い
- make the most of:良い機会や条件を「最大限に活かす」
- make the best of:悪い条件や逆境を「前向きに受け入れてできる限り良くする」
例:
Let’s make the most of this sunny day!
⇒ この晴れた日を思いきり楽しもう!(ポジティブな状況)
Let’s make the best of this rainy day.
⇒ この雨の日をなんとか楽しもう!(ネガティブを前向きに変える)
📱 SNSでのカジュアルな使い方
Making the best of a rainy Sunday ☔️
⇒ 雨の日曜をなんとか楽しんでる。
Trying to make the best of tough times 💪
⇒ 厳しい時期を前向きに過ごそうとしてる。
Make the best of what you have ✨
⇒ 今あるものを最大限活かそう。
💬 よくある質問(Q&A)

「make the most of」とどう使い分ければいいですか?

「良い状況」→ make the most of、「悪い状況」→ make the best of と覚えると分かりやすいです。

フォーマルな場でも使えますか?

はい。ビジネスやスピーチでもよく使われます。

「best」と「most」のニュアンスの違いは?

“most” は「量・程度を最大限に」、 “best” は「質的に最良に」という違いです。
✅ まとめ
make the best of は「逆境を前向きに受け止め、できるだけ良いものにする」という意味の表現です。日常の小さなトラブルから人生の大きな困難まで幅広く使えます。
私自身も予定が崩れたり思い通りにいかない場面で「仕方ない、じゃあ別の楽しみ方をしよう」と思うときに、このフレーズがぴったりだと感じます。単に「我慢する」のではなく「工夫して前向きに変える」姿勢を表せるのが魅力です。
ぜひあなたも、予想外の出来事や思わぬトラブルに出会ったときに make the best of を使ってみてください。英語らしい前向きさを表現できるようになりますよ。