📘 「have been going through」の意味と使い方をわかりやすく解説!
つらい出来事の最中にあるとき、それを英語でどう伝えたらいいか迷ったことはありませんか?
ネイティブがよく使う表現のひとつが、have been going through というフレーズです。
これは「(困難な状況を)経験している」「つらい時期を乗り越えようとしている」という意味で、
感情をこめて自分の状況を語るときにぴったりの表現です。
今回は、“I’ve been there” とも似た意味を持つこのフレーズについて、
意味・使い方・例文・他の表現との違いも交えて解説いたします。
📖 have been going through の意味
- 意味(日本語): (困難・問題などを)経験している、通過している
- 英語での説明: To be experiencing something difficult or challenging over a period of time.
- 直訳: 「通り抜けてきている最中である」=「苦しい状況を経験し続けている」
主に「ネガティブな出来事(悩み・病気・ストレスなど)」に使われることが多く、
過去から現在にかけて続いている苦労・苦難を表現するときに便利です。
🧠 語源・ネイティブ的な背景
“go through” という句動詞は、「通り抜ける」「体験する」という意味を持ちます。
そこに have been ~ing(現在完了進行形) を使うことで、「今も続いている状態」を表します。
つまり、“I have been going through something” という言い回しは、
「大変な時期を過ごしてきて、今もその真っ最中なんです」といったリアルな心情の吐露にぴったりです。
ネイティブの会話では、
- 心の健康(mental health)
- 失恋
- 家族問題
- 経済的困難
などを語るときによく使われます。
📚 文法ポイントと注意点
- have been ~ing は「過去から現在に続く動作・状態」を表す現在完了進行形
- “go through” のあとは 困難・試練・変化などが来る(例:a hard time, a breakup, depression)
- “I’m going through~” も使えるが、「have been~」のほうが期間の継続感・重みがある
「最近ずっと〇〇に苦しんでる」「今つらい時期なんです」という継続的な困難を伝えるにはぴったりの文法です。
✍️ 使い方の例文5選
I’ve been going through a lot lately.
⇒ 最近いろいろあって、大変なんです。
She’s been going through some tough times after the divorce.
⇒ 彼女は離婚後、つらい時期を過ごしています。
We’ve been going through financial difficulties since the pandemic.
⇒ パンデミック以降、経済的な困難が続いています。
He’s been going through depression for months now.
⇒ 彼は数ヶ月間、うつに苦しんでいます。
I understand. I’ve been going through something similar myself.
⇒ わかるよ。私も似たような経験をしているところなんだ。
🔄 類義語・似た表現との違い
- I’ve been there.
→ 「私も同じ経験をしたよ」と共感を伝える表現。すでに終わった出来事への共感
→ 詳しくはこちらの記事で解説しています:
- I’m struggling with ~.
→ 「~に苦しんでいる」「困っている」というカジュアルで口語的な表現。 - I’m going through ~.
→ “have been” よりも今この瞬間の状態を強調する言い回し。
“have been going through” は、丁寧かつ真摯に自分の苦しみを伝えるときに使える便利な表現です。
📱 SNSでのカジュアルな使い方
Been going through a rough patch, but I’m still standing 💪⇒ しんどい時期だけど、まだ立ってるよ。
Honestly, I’ve been going through it this week 😮💨⇒ 正直、今週ずっとつらかった…。
Sending love to everyone going through tough times ❤️🩹⇒ つらい時期を過ごしているすべての人に愛を送ります。
💬 よくある質問(Q&A)

“go through” の直後にはどんな言葉が来ますか?

一般的には “a hard time,” “a lot,” “a breakup,” “stress” など、困難やストレスに関係する語句が来ます。

現在完了進行形の代わりに「am going through」ではダメ?

文法的にはOKですが、“have been going through” の方がより長期間にわたっていることや精神的重みを表すことができます。

「been there」との違いは?

“been there” は「(過去に)同じ経験があるよ」という意味で、今の状況とは少し距離がある。一方、“have been going through” は「今もその中にいる」状態を伝えます。
✅ まとめ
- “have been going through” は「つらい時期を経験している」「困難の真っ最中である」ことを表す表現
- 現在完了進行形で使うことで、過去から現在への継続的な苦しみを伝える
- 心の健康、家族、仕事、人生の壁など、あらゆる場面で使える実用的な表現
- “I’ve been there” との使い分けを意識すると、英語表現力が一段とアップ